え?占えないの?とショッキングな見出しですが、内容をよくお読みください。
なるほどなぁ・・・と思っていただけることでしょう。
今回は占いの種類によって、占える内容の得意、不得意があるというお話です。
相術
これは、ある対象に対して、それがどのように表れているのかを視るのが得意な術です。
例えば手相、人相、風水などが代表的です。
命術
宇宙の運行から、宿命や運勢を視ることに特化した術です。
例えば四柱推命、紫微斗数、七政、などが挙げられます。西洋占星術もそうですね。
卜術(ぼくじゅつ)
卜術は、その瞬間の時空を使い占う術で、短期間の吉凶、相手もしくは自分の心の深層などを占うのに特化した術です。
例えば易や、西洋のタロットなどが有名です。
卜術はYES、NOがはっきりと出ますので、わたしも
「どちらを選べばいいですか?」「結果はどうなる?」などと聞かれたときには易やタロットを使います。
ただ、それは短期間に起こりうる問題に対してのみです。
易やタロットはその時、その空間、瞬間の宇宙の状態で答えを出す占いです。その占的期間は長くて数か月まで。
長期間先の答えは時間と共にブレが生じてしまうので、そういった場合は卜術は使えません。‘その‘間近を占うのが卜術です。
中国の古典にも、長期先の問題に対しては卜術は用いるべきではないと記されています。
逆に四柱推命は、長期間にわたる運勢がその人にどのように影響していくのかを視るが得意です。
しかし深層心理や二択の吉凶を占うことには使えません。その場合にはわたしは占う内容に合わせて卜術(易かタロット)を用います。
そのようにして、占いはその種類によって得意、不得意があります。
占い師は、それを理解した上で占術を使い分けることが必要とされます。
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