八節三奇図

方位の気を計って吉の利を得ることもできる方位術。

幾つかある方位術の中から、使いやすい方位術をご紹介いたします。

 

八節とは八つに分けられた一年の気を意味します。

(立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至)

その八節を後天八卦の方位として分類すると

(艮、震、巽、離、坤、兌、乾、坎)

となります。

その方位に十天干の中の

(乙、丙、丁)

がどこに巡っているかを割り出したものが

八節三奇です。

乙、丙、丁が巡っている方位は年や季節によって異なり

その三奇が巡っている方位は百事に吉利があると言われています。

 

主な使い方としては、その方位に移動をするということです。

ただ、引っ越しは引っ越し先の風水環境の方が優先されるので

三奇のみで決めるのはおススメいたしません。

期間限定の、この方位術の使い方として最も良いのは

お出かけ、旅行、出張などでしょう。

 

ポイントは

乙が巡っている方位は乙の日に行く、

また、鳥兎太陽時と合わせて使うとより良いようです。

 

先ずは、皆さんに分かりやすい吉利の採り方として

八節三奇の方だけで使われてみてはいかがでしょうか。

 

期間限定というのは

その年の一節ごとに三奇の巡る方位が変わるからで、

2024年(甲辰年)の立春から春分までは

丁は巽乙、丙は震に巡っています。

(図をご参照ください)

 

丁、乙、丙の日は干支暦の暦でご確認くださいね。