財の取り扱い

今回は、「財」の取り扱いについてです。

取り扱いと言っても、現金の管理などとといったものではなく、「陰陽五行思想による財の取り扱い」

についてです。

 

イラストにあります五角形の図は、自分からみたエネルギーの流れ方を示しています。

 

青い矢印は生み出すサイクル、赤い矢印は剋する関係を示しています。

剋するとは痛めつける、攻撃するなどという意味合いですが、そのこと自体が悪いわけではなく、例えば、

 

 

身体の筋肉は何もしなければ機能は低下していきますが、

程よく痛めつける(鍛える)ことで丈夫になっていったりするわけです。そのように、痛めつける(鍛える)こと自体に善悪はないものとして捉えてください。

でも、余談ですが、四柱推命の命で個性が分かれるのですが、その筋トレ(剋されること)を好む命式の人や苦手な命式の人(耐えられない人)が個性としてあります。

さて、財の取り扱いについてですが

陰陽五行の思想は宇宙の創造から自然界に至るまで森羅万象に基づいて体系化されているものです。

そういった中で、陰陽五行思想では急激な変化というものを良しとしません。

それは、自然のあるがまま、徐々に変化し、流れることが理想とされているからです。

急激な変化というのは、どこかに偏りができ、それによって不調和が生じることを良しとしないということです。

 

イラストの図をご覧ください。

「財」の箇所が、‘生じる流れ‘によるものではなく、突発的に(急激に)増えると健康や思考といった箇所に大きな攻撃(剋)を与えるのが分かると思います、そのような状態が不調和を生むのです。

例えば、

宝くじで大金を手にした人が異常なお金の使い方をして、結果破財してしまうという事や、

身心を病んでしまうという事を聞いたことはありませんか?

大きな買い物(借金も含む)をすることも、この財の箇所のエネルギー値が大きくなります。

 

そういった事を踏まえて、大きく財が動くときは、計画性や冷静さ、それから

健康管理、親への気配りなど、いつも以上に気を付ける必要があるのです。

財で人生を壊してしまう事の無いように

 「財の取り扱い」とは、

財に踊らされるのではなく、人生を豊かにするための

一つのアイテムとして捉え、そればかりに踊らされない付き合い方が必要という事です。