今回は、「台土煞(だいどさつ)」と「捲簾水(けんれんすい)」です。
台土煞というのは、盛り土をして作られた土地に立つ家への煞のことを言います。
イラストにあるように、盛られた土の上に立つ家は周囲との高低差があり四神相応の守りが無く気が散じやすいのがお分かりになると思います。
特に建物の背にあたる方に守りが無い場合は不安定になり、
事象として散財や健康面の不安があります。
そもそも、土には動く性質があり、盛り土自体が不安定な土地であるという事を念頭に置いて注意して過ごす必要があります。
(防災に備える心構え、準備)
それから高い場所ということで常に
危険と隣り合わせの状態にあるため、意識がそちらに向き、
気の消耗が激しくなるのもこういった土地の煞の特徴です。
台土煞のような場所に立つ家は、家の向きにより、どれかひとつの面が空亡(ぽっかりと空く状態)になるので
家の向きにも注意をして視る必要があります。
玄武側(坐)、朱雀側(向)、青龍側(左)、白虎側(右)
どこが空いているかで受ける煞も違ってきます。
イラストのような状態にある家は、上の家は左右どちらかが空亡、
下の家は左右どちらかが押し迫って来るような、
大きすぎる建造物として煞になります。
対策として、空亡になっている側にしっかりしたフェンス(風を避けるもの)が必要です。
「捲簾水」は台土煞に似ていますが、こちらは盛り土が煞になるのではなく、家の向の明堂になる面が下に傾斜していることが煞になる家です。
イラストのように、家の前面が下りの傾斜になっている家です。
一段下がるごとに水が去ると言われ、出費ばかりで財が貯まらず破財の事象があると言われています。
また、子供が生まれにくく子孫断絶になり不吉と言われます。
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