春節

今年は、中国のお正月(春節)は2月1日にあたるそうですね。

わたしのような占術を生業とする者には節を分ける「節分」の方が

重要な意味をもつのですが、

ではその違いは。。。?

 

と、その前に。

世界の各地では、その地にあった暦が使われていて

それを使い、その地で独自の占術なども生まれてきた

歴史があります。

天体を基に作られている暦は占いととても関係が深いのです。

 

さて、今では

太陽の運行を基にした太陽暦(グレゴリオ暦はユリウス暦の改正版)が

世界の基準として用いられていますね。

 

日本のお正月が1月1日なのも

太陽暦(グレゴリオ暦)で、そこから一年のスタートと

されているからです。

 

では、中国の春節(お正月)は?と言いますと

中国の春節は

太陽暦ができる前の太陰太陽暦で行われます。

 

太陰太陽暦とは、月の動きを基にして、太陽の動きも

加味して作られた暦です。

その昔は月の動きだけで暦を作っていましたが季節との

ズレが大きく生じるため

改正されたのが太陰太陽暦です、

それが今では旧暦と呼ばれています。

 

この、太陰太陽暦(旧暦)は

アジア圏の農耕民族には、農作業のために欠かせない暦だったのです。

 

因みに

日本も明治初期以前には、この旧暦が

使われていましたが政府の改正によって

太陽暦(グレゴリオ暦)が使用されるようになりました。

 

すみません!

説明が長くなりました、話を戻しますね!

 

ですので

春節(中国のお正月)は、

その太陰太陽暦での一年のスタートという日なので

太陽暦の1月1日とは違うのです。

(中国のお正月は毎年日にちが変わります)

 

さて、占術で大切な一年のスタートというのは

二十四節気の立春にあります。

立春というのは

季節を二十四に分けたときの大切な節目です。

二十四節気の大切な節は

立春、立夏、立秋、立冬になりますが

その中でも、陰と陽が切り替わる立春

季節(一年)の始まりであり

特に大きな意味をもつからです。